あらすじ
「血塗れだったアタシたちを拾ってくれたんですから」
そう言いながら志原はタバコをもう一度咥える。
壊れかけた私の手を引っ張ってくれて、連れ出して、一緒に逃げた彼女の顔が美しかった。
柊陸(ひいらぎりく) 24歳
―家庭の事情で高校を中退。様々な経緯を超え、志原と同じ居酒屋で働いている。
自分を救ってくれた柊には強い恩を覚え、それ以上に別の感情を抱いている。
志原眞(しはらまこと) 22歳
―柊と一緒に高校を中退。柊を救った存在。
柊に対しては恋愛感情としての『好意』を抱いている。
柊とは違い自分の感情を理解しながらも、それを抑え込んでいる。