あらすじ
三兄弟の次男・凌介は、普通の会社員として平穏な日々を送っていた。しかし、末っ子の弟・翔から突然「俺のBL同人誌のキャラのモデルになってほしい!」とお願いされる。BL同人誌――それは翔が趣味で描いているもので、ネット上では密かな人気を誇るジャンルだった。
最初は困惑し、断ろうとする凌介だったが、兄の陽介が「面白そうじゃん!」とノリノリで協力する姿を見て、仕方なく了承することに。撮影のため、翔に指示されるまま兄とカップルのようなポーズを取らされ、妙に近すぎる距離感に緊張しっぱなしの凌介。一方、陽介は余裕の表情で楽しみながら、徐々に弟との「不思議な空気感」を意識し始める。
やがて完成した同人誌には、自分たちそっくりのキャラクターが描かれ、二人の関係性を美化した物語が綴られていた。ふざけ半分の協力が、兄弟の間に微妙な感情を芽生えさせるきっかけとなり、凌介は陽介の言動や視線に戸惑いを覚えるようになる。