あらすじ
高校生男子、伏木乃 有司(ありす ゆうじ)には女装趣味があった。可愛くなりたい願望が強く、休日には女装して出かけることが殆ど。
そんなある日、有司は裏路地でクラスメイトがナンパされているところを目撃する。以前見たことのある三人の不良に執拗に口説かれている女子。
雪姫 白兎(ゆきひめ はと)。同学年で同じクラスメイトの女子。学校一の美人として有名な彼女。だが、その冷たい雰囲気と眼差しや態度から【冷血の雪姫様】と呼ばれていた。
告白してきた男子を幾人も屠り、話しかけてきた生徒の表情を凍りつかせ、教師すらも圧で黙らせる。
そんな気の強い彼女であれば、ナンパくらい簡単に切り抜けられるだろう……そう思っていた。が、しかし男たちは彼女を無理矢理連れ去ろうとする。
見過ごせるわけもなく、助けに入った有司。なんとか雪姫をナンパから救うことができたそのとき。
「……助けてくれて、ありがとう……ございます」
雪姫のあまりの可愛さに心臓が破裂しそうになってしまう。
(……い、いや認めない……俺の方が、絶対に可愛い!!)
――これは、ナンパから助けたクラスの美少女と女装男子がなんやかんかで友達になり、互いに惹かれていくお話。
◆◇◆◇◆◇
《登場人物》
【伏木乃 有司】(ふしきの ゆうじ)♂
黒髪の男。女装時はセミロングの金髪美少女になる。女装男子としてSNSでかなりの人気を誇る。自分が一番可愛いのだと信じて止まない。
【雪姫 白兎】(ゆきひめ はと)♀
純白の髪を持つロシア人ハーフの美少女。尋常じゃなくモテるが、相手を凍りつかせる冷たい雰囲気と圧力で無数の恋心を砕いてきた。無表情、無口、ややジト目。