あらすじ

夏休みのとあるだる暑い日。  田舎町の片隅にある古びたアパートの一室で、一人暮らしの女子高生、さつきは親友の楓と一緒にだらだらとアニメを見ていた。エアコンの効いた部屋の中、二人はゴロゴロとゆったりと横になりながら、アニメの感想を言い合っている。そんな中、時折チラチラとスマホに目をやっては、ネット上の親友、涼介からの連絡を待っているのだった。 「ねえさつき、涼介くん、今日も来ないと思う?」と楓がのり塩味のポテチを頬張りながら、ダレた調子で尋ねる。 「そりゃあ、まあ、来ないんじゃない? もう一週間も音沙汰ないんだしさ」とさつきはスマホを眺めながら、投げやりに答える。  涼介とは、二人が共通の趣味であるアニメや漫画、ゲームを通じて知り合ったネット上の親友だ。リアルで会ったことはないものの、日々のチャットを通して、いつしか特別な存在になっていた。オタクの二人にとって、涼介は理解者であり、ちょっとだけイケメンで、ある意味で憧れの存在でもあったのだ。 「さつき」 「ん?」 「パンツ見えてる」 「うん」 「うんじゃなくて」 「何よ、もっと見たいの?」 「ぶっ飛ばすよ?」  さすが男子がいない空間。二人はやりたい放題である。

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カクヨム
カクヨム2024/07/18
  • 現在の作品【短編小説】女子高生のだらだらとゆるゆる ―楓とさつきの場合―