あらすじ

高校一年の少年・間定鱗士は、人に害なす妖怪を退治する退魔師でもあった。 ある日の登校中、かつて対峙した事のないほど強大な妖怪が封印された小屋を見つける。漏れ出す凄まじい妖気に戦慄しつつも、冷静に状況を分析する鱗士だったが、何故か突然目の前で封印が解けてしまう。 そして現れた少女の姿をした大妖怪・氷凰は、目を醒ますなり鱗士を殺そうと襲いかかる。圧倒的実力差に追い詰められた鱗士は、どうにか隙を突き“結命鎖縛”という術をかける事に成功した。 この術は、術者と敵の命を連結させる術——即ちその瞬間より、鱗士か氷凰どちらかが死ねば、もう片方も死ぬ事となる。 唖然とする氷凰に、鱗士は言い放つ。 「もし人を殺したりしてみろ。俺はすぐに自殺するからな」 自分に頓着しない退魔師と、まだ死にたくない大妖怪。反りの合わない一人と一匹の、奇妙な縁の奇譚が始まる。

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小説を読もう2017/06/19
  • 現在の作品鎖の縁の奇譚