あらすじ

口数だけが取り柄の男、アケビ。

 長らく不孝をしてきた家を遂に追い出されて、今夜寝る場所もない。

 そんな折に、喋らない少女と出会う。

 少女は声を発さないが、無視をしている様子もない。

 ただ頷き、目を伏せたり見開いたりする。気がすむまで話を聴かせ、陽も暮れてきた。

 いくらなんでも少女の家に転がり込む訳にはいかないと、少女を家に帰そうとした時、

「来て」

 と一言、彼女が初めて声を発する。

 少女が先を歩き、アケビはその後ろを着いていく。

 三里程歩いた先には関所のようなものがあり、抜けるとそこは、誰も声を発さない沈黙の村だった。

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アルファポリス
アルファポリス2020/06/10
  • 現在の作品喋らない少女についていったら村人もみな喋らなかった