あらすじ

【ルビーファンタジーBL小説大賞応募用あらすじ】  メイナードは二十五歳にして、世にはまれに蝶と花のような男女がおり、花の性を持つ男は出産が可能で、花の父から生まれたのだと知らされる。また、メイナード自身は蝶の男であり蝶と花では同性間でも子をもうけることが可能であるとして、皇帝である父に花のルークとの結婚を命じられる。  ルークには花の弟がおり、弟が三年前に蝶に襲われた過去がある。蝶を憎み、初めはメイナードのことも拒絶したが、頭では弟を襲った蝶とは無関係であると理解しており、メイナードの優しさもあって彼に対する警戒心をといていく。また彼からの愛情表現を受けながらの楽しい日常を通して、彼を愛し始める。  城にはアダという知的な障害を持つ青年がおり、彼は十年前に両親が城においていった子であった。メイナードは十年間ずっとアダを愛する分、彼の両親を憎んでいたが、ある日、そうとは知らずにアダのいとこにあたる女性に出会う。皇族は世のため神に祈ることも仕事であり、彼女は皇太子としてのメイナードに、辛い人生を送ってきたおばの体調が悪く、おばのために祈ってほしいと願い出る。  アダの両親はこれまでの人生を悔いていた。家族の説得のため、信仰上の禁を犯して結婚の前に親となった二人は、それが悪かったのだと話し合う。アダの母はより自分たちの罪を悔いており、結婚前の妊娠以上に障害を持って生まれたアダを捨てたことが罪であり、その報いは自分の死だと覚悟していることを夫に話す。彼は少し前に皇太子が父親から生まれたという話を聞いており、それをネタに金を得て医者にかかろうとする。  そのころ、ルークはメイナードとの結婚を考えていたが、メイナードの出生に関する話で世間が騒がしくなっていることを受けて、一度は見送ろうとする。しかし結局はあまりに落ち着かない世間に焦れて挙式を強行する。  後日、アダのいとこと再会した二人は、彼女から、おばが苦しみから解放されたと寂しげに報告される。  皇帝は息子とルークの結婚にかなり執着していたが、亡くなったルークの父は学生時代の親友であり、彼は当時、なにも残らない死を恐れていると皇帝に話していた。それから皇族はこの国と共に永遠に続くとして、互いの子を結婚させて自分の血を残してほしいと冗談まじりに話した。皇帝は当時、親友がどんなつもりでそう話したのか測れず困っていたが、親友が若くして去ったことで互いの子が共に男だが蝶と花であったことに運命を感じ、結婚を命じていた。結果として、二人は心から愛し合い自らの意志で結婚するに至る。  ルークはメイナードと結婚後、仲睦まじく過ごし、ある日妊娠が発覚。メイナードはルークの妊娠による身体的、精神的な不調に真摯に向き合い、寄り添う。  ルークは長い苦痛に耐え抜き健康な男児を出産。メイナードは心からルークを労うが、ルークは「おまえに兄弟姉妹がいない理由がよくわかる」と笑う。

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カクヨム
カクヨム2024/10/20
  • 現在の作品皇太子の愛しい花の婿