あらすじ
【シリーズ】「ちょっと待ってよ、汐入」
僕、能見鷹士は個人で探偵業を営む汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。汐入とは昔からの腐れ縁なので頼まれると無下にはできず、しっかりと断らない僕が悪いのだけれど。今日も唐突に一緒に猫探しをして欲しいと頼まれた。汐入、曰く「仕方ないだろ。ワタシは猫アレルギーなんだから」と。
「依頼を断ることもできたよね?」
「無論、知っていればそうしたさ。でも、猫アレルギーって気がついたのは依頼を受けた後だったんだよ。クライアントが帰った後、なぜかくしゃみが止まらなくってな。蕁麻疹も出て来た。それでアレルギーに気がついたんだよ」
理由にもなっていない理由だが放っておけず、つい手を差し伸べてしまった。