あらすじ
酔った勢いで女の子を拾った。と思ったら可愛い男の娘だった。つまりわたしは――無防備にも同い年の見知らぬ男を、一人暮らしの自分の部屋に泊めてしまったのである。
過保護な幼馴染に彼、塚瀬薫くんを泊めたことがばれ、わたしは咄嗟に嘘をついてしまった。
「あのっ、実は――恋人ができました!!!」
幼馴染に怒られないための嘘、というなんとも情けない理由で付き合う『ふり』を始めることになったわたしたち。
嘘のお付き合いは順調に続き、十か月目に突入していた。
……どうして薫くんは、こんな面倒な嘘に付き合い続けてくれるんだろう?
素直でかなりぽんこつな女の子と、素直でちょっとぽんこつな可愛い男の子。
そんな大学生男女が情けない出会いをして、付き合うふりをして、本当に付き合うことになるまでのお話。