あらすじ

変人が呪いの人形を拾った。

呪いの人形――拾ってしまうと、その人間は災いを受けてしまう。
一人暮らしの筈なのに視線を感じる。
誰もいない筈なのに少女の泣き声が聞こえる。
真夜中に金縛りに合う。等々……その災いは、拾った者を確実に不幸にしてしまう。

そんな呪いの人形を、一人の人間が拾った。
変人――中宮木 凛太郎が。

「何だコレ、めっちゃ可愛いじゃん!」

明るいテンションで持ち帰った。
以降――凛太郎に様々な災い、怪奇現象が降り注いだ……のだが。

「こ……この人形……もしかして……」

拾って三週間が経過した頃、凛太郎はようやくその事実に気が付いた。
この鈍さに、呪いの人形ことゴーストドールは呆れていた。

『ヤバい奴に拾われてしまった……』

凛太郎は除霊の為動き出す。
相談相手として選ばれたのは、溺愛している妹――東 龍子と、その同級生。
央 竜生。

龍子と竜生との家族会議にて出た結論は、『同級生を頼る』だった。
かくして……。
巷で、『凛太郎ハーレム三人衆』と呼ばれる、三人の同級生へ協力を要請する事となる。

「私ちょっと、潔癖症なので」
南原 花鳥。
「趣味はそうやなぁ……強いて言うなら、殺し合い?」
西野 虎白。
「ぐぅー……ぐぅー……」
北条 亀美。

凛太郎とこの三名に竜生を加え、五名はなんと、『ゴーストドール除霊研究部』という部を、瞬く間に設立してしまう。
次々と現れる変人達を前に、ゴーストドールの震えは止まらない。

『ヤバい奴らに目をつけられてしまったぁ……!』

そんなゴーストドールを見て、唯一の常識人である竜生は同情してしまう。

(気の毒だなぁ……あのゴーストドール……)

そんな竜生には、不思議な力がある。
その力を使い、竜生はゴーストドールと心を通わせていく。

やがてその目的は除霊ではなく成仏へと変わる。
しかし、時既に遅し――

「仲間に手ぇ出した奴を、ウチらがどつかん訳ないのになぁ? 決まっとるやろ! ぶっ殺し確定や! それ以外の選択はありえへん!!」

変人達が、除霊に動き出していたのだ。

竜生の想いと変人達がぶつかり合い――
彼は叫ぶ。


「ゴーストドールがっ! 可哀想だっ!!」


そして彼ら彼女らは、全てを知る。
除霊か成仏か……不運なゴーストドールに待ち受ける結末とは?

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アルファポリス
アルファポリス2025/01/22
  • 現在の作品怪談潰しの変人〜ゴーストドールが可哀想〜