あらすじ
今夜をかぎりに、いとしい男の晒し首が取り捨てられてしまう。
お路はさんざん迷ったが、男の晒し首をこの目に焼き付け、こころの奥底に秘めた復讐心をゆるぎないものにしようと、嵐が過ぎ去るのを見はからってやって来た。
・・・男の首は、竹夜来の奥の高さ八尺ほどの横に渡した厚板に乗っていた。
【1】
獄門は梟首とも言い、獄舎の門にかけるからその名があるが、江戸時代は獄舎ではなく小塚原か鈴が森に晒した。
獄舎で首を切るまでは死罪に同じで、●人がその首を水で洗って苞に入れ、獄門検使役に渡す。
検使は年寄同心で、南北奉行所から一人ずつ出ている。
検使の指揮により行列を作り晒場へ行く。
【獄門】