あらすじ
二人の美少女は集団レイプされたあと、生きたまま首を切られたのか?
――西府中市首無し女子高生事件――
それは、テレビのワイドショーを連日騒がし、その後、世界的動画共有サービスで幾度となく解説・考察動画が作られることになる平成最恐最悪の殺人事件である。
2016年の夏休みの終わり、とある街で首の無い女子高生二人の遺体が見つかった。
犠牲者は付近の高校に通う高校2年生だったのが、その美貌と人懐っこさで高校のアイドルになっていた有名人でもあったのだ。
犯人は見つかってすらいない。
そして2036年。
ここに、全身を癌細胞に侵されながらも治療を拒む37歳の男がいる。
男の名は杵築東悟。
彼は、西府中市首無し女子高生事件の被害者二人の元クラスメイトであり――被害者二人が失踪した当日、二人と最後に出会った人間として、後悔の一生を送っていた。
あの日、自分が付いていったら二人を助けられたんじゃないのか?
そう考える杵築東悟は、末期癌の痛みと引き換えにタイムリープの奇跡を神と世界に願い続けていた。
狂気にも似た執念の果てに杵築東悟はタイムリープを果たし――
これは、小学1年生にタイムリープしたあとも努力し続けた男が、力ずくで「あの日」を変える物語。