あらすじ

子どもの頃から絵画で神童と言われてきた兄貴だったが、天才も二十過ぎたらただの人。 プライドが高く、周りの期待もあり、自分なら東京藝大に合格し、画家としてキャリアを歩んでいくというこだわりで二十六まで来てしまった。 反骨心で旧帝大に合格し、公務員試験のセミナーを受講している「僕」は度々両親から兄貴の職の相談をされていた。 少しうんざりもしながら、絵画や自分の作品を愛して、父が建てたアトリエに入らない絵を年末に業者へ廃棄を依頼し、業者のトラックが見えなくなるまで見送る儀式を年中行事にしてしまう兄貴を思うと無下に出来なかった。 ある日「僕」は両親にアルバイトでもさせたらどうかと提案したが、絵しか描いて来なかった兄貴にアルバイトなんて無理だろうと思っていた。 年末年始に親戚付き合いが面倒で二年ほど帰っていなかったが、兄貴に関して話があるから久しぶりに帰って来ないかと母から連絡が来た。

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カクヨム
カクヨム2025/01/15
  • 現在の作品神童かただの人か