あらすじ
【作品概要】
六月のある日。
中学校の理科の教師をしている深山(みやま)に、社会科担当の教師山口が次のことを質問してきた。
「あの、深山先生。卵って、何もしないで立つことはできませんよね?」
何故そんなことを聞くのかと尋ねる。
深山に話す少し前の日。山口が持つクラスでは、大航海時代に登場する「コロンブス」が、「卵の端を割って立たせた」という有名な話が話題になった。生徒たちのほとんどがその話を知っていて、さらに誰もが殻を少し割らないと卵は立たないと思っていたところ、生徒の中に「割らずとも立たせることができる」と言った子がいたというのだ。
そのため、山口は自分でも卵を立たせてみる実験をしてみたが、中々立たなかった。
生徒が嘘を言っている様子もないため、卵が立つ方法でもあるのではないかと理科教師である深山に尋ねたという。
すると深山は高校時代に自分でもやった卵を立てる実験を思い出す。
はてさて、卵は殻を割らなくても立つのだろうか――?
*深山シリーズの第4作。
*シリーズとして続いていますが、作品は独立しているのでどこからでもお読みいただけます。
『深山シリーズ』
https://kakuyomu.jp/users/Pleiades_Yuri/collections/16817330659800822823