あらすじ
八月二十二日。蝉煩く熱気煩わしい夏の最中。
日向ヒカリは友人である新部万里子と共に、万里子の恋人である藤堂朝陽が住むアパートに訪れた。
朝陽の部屋のバスルームで見つかったのは、頭部と右手を失った死体だった。
時を同じくし、藤堂家三女の家庭教師として、住み込みのアルバイトをしていたアキラ。
ちょっとした契機で、アキラは宝物庫を案内されることになるが、バイオメトリクス認証システムが守る美術品の中から、一枚の絵画が消えていることに気が付く。
合理と不合理の狭間に棲む悪意に、喰い千切られた死体の謎。
翡翠荘の殺人に続く、ヒカリとアキラが挑むミステリー。
日向ヒカリとアキラのSP問題『持ち去られた頭部と右手』