あらすじ
小森守(こもり・まもる)、17歳――引きこもり。
彼の人生はすでに詰んでいた。
高校1年から不登校を続けてすでに2年以上。もはや社会復帰は事実上不可能に近い。
ただ、そんな彼にも唯一外出の機会があった。
それが「ダンジョンで配信をする」とき。
いつか配信で稼げるようになり、家を出て自立したい――そんな目標とともに日々配信に励む小森。
しかし……。
『”3人”が視聴中』
「……はぁ」
待っているのは世知辛い現実。どれだけ続けても同接はたったの3人。
おまけにレベルも”3”しかない。
しかし、そんな彼にもある日転機が訪れる。
「あ、”ミカ”だ!」
同じくダンジョン配信者にして、有名アイドルのミカ。彼女との出会いが、小森の運命を変えた。
>お、てかこいつも配信やってんじゃん
>あ、ほんとだ
>せっかくだからチラッと覗いてみっか
>おもしろそうw俺も行くわ
>え、じゃあ俺も
冷やかし目的で流れ込んでくるミカの視聴者。
それとともに爆増する小森の同接。
その数なんと――。
「ご、5万3千んんんん!!!??」
まさかの数字に驚愕する小森。
だが、そこに運悪く強力なモンスターが現れる。
「ま、マズい……!」
目の前で苦戦するミカ。
自分にも何かできることはないか……だが、そう思って小森が放った【火炎】のスキルはなんと――。
「…………は?」
事ここに至って、彼は初めて知ることになる。
そう、自分が世界で唯一「同接=レベル」という稀有な特性を持った人間だったことに。
そして、同じくその圧倒的な能力を目撃したミカが尋ねる。
「ねぇ、私といっしょに組まない!?」
彼女の目的――それは世界最高難度を誇る”最果てのダンジョン”の攻略。
そして、そのために必要なレベルはなんと200万。
つまり――。
「目指せ、同接200万人よっ!!」
「えぇぇえええええええええ……!!!?」
かくして、引きこもり×アイドルによる波乱に満ちたダンジョン配信の日々が始まる。
※初日以降、毎日1話更新
※全100話くらい
(書き溜め&最終話まで下書き済みなので、ラストまで休みなしの予定です)
※どちらかと言うとシリアスよりコメディ寄りなので、「残酷描写」と「暴力描写」は保険です。