あらすじ

少し肌寒い秋の夜。寂しげな表情を浮かべては、星空を静かに見上げる20歳の青年――日野修斗。  彼は、幼少期にある女性に恋をしていた。  それは、彼がまだ小さい頃。  彼には、とても仲のよい2人の女の子の幼馴染がいた。  家族ぐるみの関係もあってか。三人はいつも仲睦まじく、いつも幸せだった……。  いつまでも、この幸せが長く続くのだと……三人がそう、思っていた……矢先の出来事だった。  ある日のこと。  急な親の転勤で、一人の女の子が遠くへ引っ越すことになった。  残された二人は、いつものように仲良く出来るものだと思っていたのだが……そうはいかなかった。  残された二人にとって、遠くへ行ってしまった女の子の存在は、二人が思っていた以上にとても大きく……言うなれば三人の中の核を担っていたと言っても過言ではなかった。  そして、月日が流れ。  高校生に上がる頃、残された二人の中に更に亀裂が入り始める……。  それから数年が経ち……三人が20歳を迎える頃……。  成人式を彼等が一緒に迎えることとなり、10数年ぶりに三人は、式場で再会するはずだったのだが……三人の再会は、もう……二度と叶わなかった……。  修斗は、『あの時抱いた恋心を成就出来なかった』という事実と、そのどうしようも出来ないこの歯痒い気持ちから歯を食いしばっては、一人、叫び声を上げるのだった……。

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カクヨム
カクヨム2024/12/07
  • 現在の作品あの日、感じた恋心を成就できないまま俺は……。