あらすじ
『アステリア・クエスト7』。気付いた時には俺が大好きなRPGゲームの脇役キャラ『カストル』に転生していた。
俺にはこのゲームに推しキャラがいた。それはとあるパーティに所属する美少女剣士の『エステル』。ゲーム序盤、勇者を逃がすため身代わりとなって魔王軍幹部である中ボステジャトと戦うことになるが、それは負けイベントだった。その後パーティごと魔王軍の採掘場へと奴隷送りにされてしまう。
俺は推しキャラであるエステルを救うため、彼女たちの下へと駆けつけ、なんとか全員で生き残った。しかし俺は背中に大きな傷を残し、目を覚ましたのは一ヶ月後だった。
「——カストル様カストル様カストル様カストル様カストル様っ!!」
目を覚ますとベッドの横で泣きついて俺の生存を喜んでくれていたのは推しキャラ『エステル』だった。
「——一生あなたに尽くします!」
しかし、推しキャラを救ってしまったことにより、俺は後に少しだけ後悔することになる。それは彼女の愛が異常に重すぎることによって——。