あらすじ
とあるワンルームマンションの一室。内見に来た彼は、廊下を抜けて洋室に足を踏み入れた瞬間、「おおっ」と思わず声を漏らした。
「陽当たりがいいっすね……ん? この部屋、なんか天井が低くないですか?」
彼は振り返り、不動産会社の男に訊ねた。
「この部屋、実はロフト付きなんです。ほら、あちらから上がれますよ」
男が指さした先、壁際にはしごがあった。
「おー、ロフト! いいっすね! ……いや、全面ロフト!?」
「はい、そうです」
「ロフトって普通、部屋の半分くらいの広さじゃないんですか?」
「まあ、屋根裏部屋のようなものだと考えていただければ……」
「なるほどねえ……ちょっと上がってみてもいいですか?」
「ええ、もちろんです」