あらすじ
その日はいつもよりいやぁな日だった。
両親は朝から大ゲンカしてるし、学校の違う親友モモちゃんには会えないし、友だちはクラスメイトをいじめてるし、それを止められない自分にも自己嫌悪してしまうような、どんよりした曇り空みたいな気持ちの一日。
それでも帰り道にモモちゃんと会えたのは幸いだった。モモちゃんはステキに面白い子なので、沈んだ気持ちを明るくしてくれると思ったのだ。
ところがモモちゃんは「今の私は梅沢桃子ではなく、地球人ですらない」とか言い出して──?
これは、『人』と『物語』と『ネット』と『思いやり』を巡る、ささやかだけど壮大で、ちっぽけだけど大切な、どこにでもあるようで案外気付かない、なんやかんやあってあれやこれやが少しだけ変化するだけの、私たちのお話。