あらすじ

「うちにもやらせて」金髪の女の子は微笑む。――マサトは一瞬の戸惑いの後、竿を握らせた。 ある冬の日、自動車教習所の裏の池で釣りをしていたマサトは、金髪の女の子と出会う。ブカブカの革ジャンを着たその女の子は「聖里菜」と名乗った。 釣りに興じる二人の間には、穏やかな空気が流れる。 「リリースした魚、もう一回釣ったことある?」   「いや、俺はない。でも、釣ったことあるって言ってるやつは、たくさんいるよ」 聖里菜は何も言わずにしばらく上を見ていた。 「それは――釣られる魚のほうがアホやな」

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カクヨム2024/12/29
  • 現在の作品戸惑いのフィッシュ・ザ・モーメント