あらすじ
「青春を謳歌しよう!」
そんな宣言から教習所に通う三人の若者はNGワードゲームに興じる。
幼なじみの風鈴に誘われて教習所に通っている貴裕。
彼が書いたNGワードは『待ってる』。
これを手にしたのが幼なじみの風鈴。
そして、風鈴がNGワードを書く相手は教習所で再会した子役時代の知人、空野聖里菜。
渡されたNGワードは『自由』。
最後に聖里菜が書いたNGワードが貴裕のもとに届く。
「聖里菜ちゃんが書いたキーワードなに? 貴裕が絶対に言わなそうな単語なんだけど」
「そーか? 貴裕も言うやろ。男友達とかの集まりで、ガンガン言うてるやろ」
「えー、嫌。貴裕はそーいうこと言わないもん」
「もんって可愛こぶっても、現実は変わらへんで。貴裕くんやって男の子なんや。なぁ」
「俺の額にはどんな単語が並んでんの?」
NGワードゲームはあくまでゲーム。楽しむためにある。
そのはずだった。
「哀れやなぁ」
聖里菜の声が仄暗い視界の中で響く。「抱きしめたくなるくらい。今の貴裕くんは哀れやわ」