あらすじ

東京都内でウェブデザイナーをしている早乙女小春は、日々の生活に忙殺され、死んだような日々を過ごしていた。
 そんなある日、小春は実家からの電話により祖母トメの訃報を知る。
 葬儀のために実家に帰った小春が見つけたのは、トメが生前大切にしていた、何でも好きなものを三つ食べさせてくれるという満腹龍神が宿る水晶だった。
 水晶を貰い受けた小春は、水晶の異質さを感じながらも、すっかり仕事の業務に忙殺されてしまう。
 ボロボロになって帰宅した小春は、空腹に耐えかね、何気なく水晶の満腹龍神にお願いを捧げる。

「頼むよぉ、龍神様ぁ。ナムナム」

 ――その願い、聞き届けたり。

 不思議な声と共に水晶が輝きだし、小春の前に姿を見せたのは、一匹の穏やかな顔をした二足歩行の龍だった。
 驚きのあまり目を丸くする小春に向かい、龍は穏やかに言った。
 
「儂の名は満願福腹之神(まんがんふくふくのかみ)。満腹龍神と、そう呼ばれておるよ」

 小春は、満腹龍神の三つのご飯を通して、失ってしまったかつての夢と、祖母との思い出を取り戻していく。

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アルファポリス
アルファポリス2024/12/26
  • 現在の作品満腹龍神様と3つのご飯