あらすじ

時は平安、京の都で権威を振るうのはその名も名高き藤原氏一門。
その誰もが知っている有名な一族の端くれ、藤原鷹雪(ふじわらのたかゆき)は御歳十二になったばかり。柔和な顔つきにひょろりとした体躯で、良くも悪くもあまり目立たない子供であった。

長月半ばの早朝、都では大きな祭りが取り行われようとしていた。鷹雪は遠くから聞こえる笛の音に誘われるように、六条の屋敷を抜けだし、共も付けずに、徒歩で都の大通りへと向かった。
今日もいつもの様に、あっちこっちと、もの珍しいものに足を止めキョロキョロ物色しながらゆっくりと大通りを歩いていると、路地裏で、鷹雪と同い年くらいだろうか、ざんばら髪をして粗末な着物をきているがハッと目をみはるような美しい可憐な少女が争いに巻き込まれている所に遭遇して────。




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アルファポリス
アルファポリス2024/12/26
  • 現在の作品心に白い曼珠沙華