あらすじ
太古の昔。時は紀元前3世紀後半。場所は古代地中海に存在した小国イリュリア。
南は『かつての覇権国』だった古代ギリシアの勢力圏に接し、西はアドリア海を挟んで『新たな大国』のローマ共和国と境を接するという極めて不利な地勢に位置する同国で、ある女性が権力を掌握する。
女性の名はテウタ。
生まれも素性も定かではない人物で知名度は皆無。
しかし、確かに彼女は実在したのだ。
「ギリシアとローマの双方を相手に洋上で戦い、そして歴史の闇に消えた『海賊女王』として……。
注意:本作品は歴史を基にしたフィクションであり、また極僅かな資料を基にした物語のため、創作部分の占める比率が多くなっていることをご了承ください。
以下、本作品の登場人物の紹介となります。
テウタ
主人公。イリュリア王アグロンの妻。アグロンの死後、イリュリア王国の摂政として権勢を振るう。一人称は「わらわ」で傲岸不遜な性格をしている。
アグロン
イリュリア王。イリュリアの強大化に貢献した人物。ある大国からの要請を受けた際、海賊船団を駆使して勝利を収めるが、その大成功が後のテウタに大きな影響を与えることとなる。
デメトリオス
アグロン王の忠実な臣下。アグロンの死後、テウタが我が物顔でイリュリアを治めているのが気に入らないでいる。
スケルディライダス
アグロン王の弟。デメトリオス同様、テウタが政権を掌握しているのが内心気に食わないでいる。
ガイウス・コルンカニウス
テウタに謁見したローマ共和国の使節の一人。本作の第1話にて凄惨な光景を見せられる可哀そうな人。
マルゴス
本作の第6話にてテウタと戦うこととなるギリシア方の指揮官。なお、その結果は……。
最後に、本作品に関連する国々や都市について記された地図を添付します。興味がある方はこちらを参照しつつ作品をお楽しみください。
地図① → https://kakuyomu.jp/users/arakawa_haseo111/news/16818093090664158933
地図② → https://kakuyomu.jp/users/arakawa_haseo111/news/16818093090664371880