あらすじ
狭山宗哉は、ある夏の夜に頭を砕かれ死亡した。
だが彼は生き延びる。巨大な体躯、全身を覆うこわい毛、全てを切り裂く鋭い爪――人狼と呼ばれるあやかしとなって。
嘉上美空は夜の世界で迷子になりそうな宗哉の手をとり共に歩む。彼女もまた人狼という古き血を伝える一族の末裔であった。
夜の世界は人間の手に余る。そこで生きるバケモノは人間を食らう。
そのバケモノを美空は忌と呼び、狩ることを自らの使命としていた。
夜の闘争に巻き込まれた宗哉は、悩み、苦しみながら新たな生を生きていく。
【はじめに】
本作品は2004年末に発売した同人ノベルゲーム『人狼奇譚~そしてぼくらは蒼い夜のうたをきく~』のシナリオです。
なるべく当時のままにしてありますが、分岐の省略やルートの調整、誤字の修正、性描写の緩和などをしています。(性描写のある話のタイトルに※が入っていますので苦手な方はご注意ください)
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
なにぶん20年以上前のゲームシナリオなので小説としてなじみのない部分があるのをご了承ください。
可能であれば近況ノートで当時の状況や解説をできればと思います。
【こんな方におすすめです】
100万文字を超える大作にどっぷりひたりたい方。
主人公が悩みつつも成長していく姿に共感を覚える方。
骨太な世界設定が三度の飯より好きな方。
それぞれの思惑が絡み合う群像劇を好む方。
日常が非日常に侵食されていく様にゾクゾクされる方。
重めの描写と文章表現を求める方。
多少話が前後しても気にならない方。
血みどろの殺し愛は純愛だと思う方。