あらすじ
父親が死んだ。
芸能事務所の社長である父が病死し、娘である大河内雅は「会社を継いでくれ」と連絡を受けて、芸能事務所スターダスト・ブロッサムにやってきた。
しかし、そこに社員は安心院文と名乗る女性がひとりだけ。
所属アイドルも、社員も、既に辞めるか移籍したあと。
この会社も、廃業することになったという。
困惑する雅に、安心院は「会社の後始末を任せたかったのではないでしょうか……」と告げ、雅は天を仰ぐ。
仕方なく廃業の手続きを進めようとしたところで、「今日付けでこの事務所のアイドルになります!」と言う三人の少女が現れる。
ダンスが苦手なアイドル志望。
歌が歌えないコミュ障。
がさつな大和撫子。
ほかの事務所だったら絶対にオーディションに合格しないような子たちが、なぜかこの事務所には受かったという。
だが、この事務所はもう廃業する予定なのだ。
アイドルに来られても、困る。
当然、事情を説明して帰らせようとした雅だが、既に彼女たちはアイドルになるために後戻りできないところまできていた。
ここで面倒を見なければ、人生に一生の傷をつけてしまう。
仕方なく面倒を見ることに決めた雅だが、とてもアイドルに向いていない三人にどうすればいいか考えていると――。
彼女たちの特技を見て、ひとつの考えに辿り着く。
「……バンド、組もうか」