あらすじ

――千年の後、奴らは甦るだろう。その時我らがしてやれることは、奴らが正しく人間を知り、愛を学ぶよう導くことだけだ。  平安の時代に暴れ回った妖怪たちが獄門に処された。それらは死後呪いに転じることがないよう、祠に祀られ、封印されていた。しかしそれは、些細なことで甦ってしまうのである――。  橘川頼人、十七歳。高校中退、無職、童貞。頼れる家族、友人、恋人、当然なし。  先日バイト先のクレームに言い返し、クビになった挙句家賃を払えずアパートを追い出された彼は途方に暮れていた。そんな中、ビラ配りをしている怪しい男から一枚の紙を押し付けられる。そこには探偵事務所の所員募集の文字。住所は、なぜか文字化けしていた。  藁にも縋る思いでそこで働こうかな――そう思った時、スマホに文字化けした着信が入る。不気味に思いながら出ると、突如空間が転移し、頼人は探偵事務所にいた。  所長の八十神麗蘭は頼人を一目見て愉快だね、と発し、即座に起用することを宣言する。  住み込みで、そんな奇怪な探偵事務所で働くことになった頼人はこの世界には妖怪や怪異が存在することを知り、そして、自らに太古の陰陽師の血が流れていることを告げられるのだった。

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カクヨム
カクヨム2024/11/20
  • 現在の作品御出でませ、八十神怪異探偵事務所の陰陽師様!