あらすじ
人間不信で他人を信頼できず、ぼっちの高校生活を送っていた夜野煌16歳。
ある日、彼が眠りから醒めると、いつの間にか謎の怪物が出没する不気味な町にいた。
そこは、悪夢の世界『クレイドル』。突如として世界に発生した原因不明の謎の死病『悪夢症候群』の元凶であり、そこでの死が現実での死と直結するという、文字通りのデスゲームであった。
彼らを殺しに来る怪物。
それに対処するため、煌が与えられた能力はーー
「あの、何も書いてないんですけど」
「…は?」
持っているはずの能力も与えられなかった彼は、この「死の世界」を如何にして切り抜けるのか?
そう。
彼が迷い込んだのは、数多の命が潰える悪夢の世界。
紡ぐは、一人の青年が世界に叛逆する物語。
現実と悪夢が織りなす、希望と絶望の物語。
喜悦と悲哀が奏でる、欲望と惰性の物語。
世界が、終焉の淵に向かう物語。
悪夢は醒めない。
夜は、まだ更けたばかりだ。