あらすじ
高校でそこそこの成績を収め、まあまあの私立大法学部へ進学し、それなりの会社へ就職。
それが、永礼高太郎(ながれこうたろう)という男の26年間の人生だった。
人生に絶望しているわけではないが、今が幸せかと言われると、そうでもない。満たされぬ思いを抱えながら、会社と家を往復する毎日。SNSに流れてくるのは、結婚した幼馴染や女優として花開いた元クラスメイト、そして見知らぬ成功者の投稿。そんなものを見ては、ないものねだりをしている。
――もし、高校生からやり直せたら。
もっと良い大学の、理工学部に行きたい。そして大学院を修了し、専門性を活かして働きたい。
そんなことを考えていたある日のこと、彼は10年前――2013年の高校1年生の4月へと逆行してしまう。最初こそ戸惑ったが、「よく考えると、もう一度やり直せるんじゃないか?」と前向きにとらえてみると、やるべきことが見えてくる。
勉強、勉強、そして勉強。
彼は勉強に邁進する。それだけのはずが、中身が大人の彼のふるまいに惹かれ、一周目では関わりのなかった美少女たちからアプローチが仕掛けられてくる。そんな彼女たちと、時には談笑し、時には将来を語り合う日々。永礼高太郎の人生は、確実に一周目のそれとは異なる道をたどっていく。