あらすじ
お前は幸せ者だよ、と母さんは言った。
片田舎の小さな村に産まれたのは、お陽さまのように光り輝く金髪と、夏の森のような濃い翠の瞳をもった女の子。
「お前を売ればあたしたちも助かるし、あんたは街で綺麗な服を着て勉強までさせてもらえる。貧乏な村に産まれたあたしたちにしてみればこんなに幸せなことはないよ」
幸運だ、幸福だ、と誰もがうらやんで口にする。
けれどいつだって、自分にとっての幸せは窓の外にあった。
パメラには決して手の届かないところに。
王都マルティネスで「黄金姫」と名高い
異世界の娼婦パメラの恋物語