あらすじ
聖女が犠牲となって魔王を封印することで世界は救われる──。
数年前、勇者パーティは世界を守るためにその選択をした。聖女エルミーユは涙ながらに仲間たちと別れ、"封印"という名の永遠の眠りについた……はずだった。
彼女は暗闇の中で現実世界を見る。
そこには信じていた仲間たちの裏切り、そして封印された自分を救おうと必死になる黒魔導士の姿があった。
(あのひとに私は嫌われていたはずなのに……)
不思議に思うエルミーユ。
修練を積み、かつてパーティが歩んだ険しい旅路をひとりでたどった黒魔導士はやがて彼女が封印された"門"の前にたどりつき、そして……。