あらすじ

臆病で内気な高校2年生の女の子が、初めての交際、デート、キスそして初体験を経ていく中で、成長し大人の階段を上っていく物語です。心の結びつきを大切に思う女子と身体の結びつきを求めがちな男子。男女の恋愛観のすれ違いは、時として恋愛関係を崩壊させることになります。 ※性描写は極力抑えていますので、多くの方に読んでいただければと思います。  ただ、心の中の葛藤を表すために、裏の事情としてのR-18の〈B面〉を執筆中です。  真斗と会ったのは、代休の日から1週間後だった。学校帰りに公園に立ち寄り、しばらく勉強に専念するために、距離を置こうという話を愛海からした。 「何だよ、それ。折角良い感じになって来たのに、別れるって事なの?」真斗は納得がいかないらしく、愛海に食い下がってきた。 「私は、今でも真斗のことが好きだよ。でも、今のような関係は嫌なの。身体の繋がりばかリを求めて、欲求を満たすだけで気持ちがないような気がするの。」 愛海の言葉を黙って聞いていた真斗は、 「好きだから、愛海とキスしたいし、抱き合いたいし、それがいけないのかな。お互いに身体を確かめ合う事が、恋愛の結果だと思うのだけど。」と言った。 「私は恋愛に臆病だったけど、真斗とならば、と思って突き進めた。だから、こうなった事は後悔してない。真斗との関係も続けたいけど、恋愛は欲望を満たすだけのものじゃない気がする。今の私達には他にやるべき事がたくさんあるし、恋に溺れてしまいたくないの。」真斗は面倒臭そうな様子だった。 「分かったよ。しばらく会わないようにしよう。その代わり、最後に1回…。」愛海は真斗の言葉に呆れて、立ち上がった。 「真斗は、私の気持ちを全然解かろうとしないんだね。解かったら教えて。そしたら最後の1回でも2回でもするから、それまでは会わない事にする。」  愛海は、真斗の態度にも、自分自身の言葉にも悲しくなった。二人でようやく燃やす事のできた火を、今、消そうとしている自分が惨めだった。  ※R- 18版をアルファポリスに掲載しました。

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カクヨム
カクヨム2020/08/18
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