あらすじ
プロレス団体【東都女子プロレス】所属のレスラー・小野坂ユカはのんびりとした性格ゆえ、彼女本来の持っている実力を発揮させる事なく今日も若手レスラーの対戦相手となって観客たちを盛り上げていた。『旗揚げ三周年記念興行』を数日後に控えたある日、かつて団体設立に係わった所属選手の浦井冨美佳の参戦が発表された。しかし誰ひとりとして「いい顔」をする者はいなかった。何故ならエースでありながら突然団体を去り、旗揚げしたばかりの東都女子を混乱に陥れた張本人だったからだ。その“トラブルメーカー”ぶりは早速記念興行初日に発揮される。ユカの親友で現在エースの赤井七海との試合で何と「無気力試合」を披露してしまい観客たちからは怒りを買い、七海は「試合をさせてもらえなかった」事で自信を失ってしまう。再び襲い掛かる団体の危機についにユカは決断する――