あらすじ
物理学者アカネの前に現れた、父の残した謎めいた研究ノート。
「人の心って、どこにあるんだろうね」—— それは父の最期の言葉だった。
量子意識キャプチャー。その装置が捉えたものは、人類の意識と渡り鳥たちを結ぶ、見えない量子の糸。
しかし実験の進展とともに、予期せぬ現象が世界中で発生し始める。
人々の意識が鳥のように共鳴し、制御不能となっていく中、アカネは決断を迫られる。
父の遺した警告。
観測という行為がもたらす代償。
そして、すべての謎を解く鍵を握る、渡り鳥たちの歌。
これは、人類の意識の進化に挑んだ、父娘の物語——