あらすじ
アイドル兼小説家として活動する青年「結城曽良」は、ゴーストライターとして「結城曽良」の全作品を書いている「尾野由岐矢」と暮らしている。
結城が芸能界で体験したことを基に、尾野が執筆し、結城の名義で出版する。二人三脚の作家活動は、アイドルとしての結城の知名度を利用してうまく歯車がかみ合っている。
結城のもとに、ミュージカルの主演オファーが入る。
作品名は『怪談』。小泉八雲の同名小説と、小泉八雲自身をモデルにした日本のオリジナルミュージカルだ。
ミュージカル主演の体験も、尾野に書かせる小説のネタになると、結城は出演を承諾する。
けれど、『怪談』は七年前の初演時に、出演した女優が失踪するという事件が起きている曰く付きの作品だった。