あらすじ

とある二国の国境沿いの町。 町には、高く大きな、赤レンガの時計塔があった。 そして、その時計塔に…… 毎日イタズラをする、一人の青年がいた。 青年は、時計塔によじ登り、時計の針を無理やり引っ張ったり、蹴ったりして動かし、時刻を戻してしまう。 すると不思議なことに…… 本当に世界の時が戻るのだ。 苦労して運んだ重い石は運び直さなければならないし、せっかく走って移動したのにもう一度息を切らさなければならない。 皿に盛られていたはずの料理は食材を切るところから始まり、竿に干されていた洗濯物はバスケットの中でくしゃくしゃである。 人々は、迷惑な時計塔の青年を、嫌っていたが…… ある上弦の月の夕刻、青年は、変わった。

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カクヨム
カクヨム2024/11/01
  • 現在の作品夕刻の時計塔