あらすじ
侯爵令嬢のエレノアは、人の欲しがるものを惜しみなく与える癖があった。妹のリリアンに人形をねだられれば快く差し出し、友人が欲しがる小物も迷わず送った。
「自分より強く欲しいと願う人がいるなら、譲るべき」それが彼女の信念だった。
そんなエレノアは、突然の婚約破棄が告げられる。婚約者である公爵家の御曹司ルーカスは、エレノアを「無能」呼ばわりし、妹のリリアンを新たな婚約者に選ぶ。
幼い頃から妹に欲しがられるものを全て与え続けてきたエレノアだったが、まさか婚約者まで奪われるとは思ってもみなかった。
婚約相手がいなくなったエレノアに、縁談の話が舞い込む。その相手とは、若手貴族当主のジェイミーという男。
先日エレノアに窮地を救ってもらった彼は、恩返しがしたいと申し出るのだった。エレノアの「贈り物」があったからこそ、絶体絶命のピンチを脱することができたのだと。
※設定ゆるめ、ご都合主義の作品です。
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