あらすじ

世界を売った男の話をしよう。 そう老人は言った。この荒廃した世界で、少女は老人が話す物語が好きだった。それはとあるの男の話だった。 アトラス海運商社で働くスタンリーという男。吸血鬼と呼ばれる彼は、死を届ける武器商人。そんな彼が1935年、ベルリンにてある男に会いに行った。先の大戦で疲弊しきっているその国で、スタンリーはその男に世界を売った。これにより、二度目の世界を巻き込む戦争へと発展していく。 だがこれはまだ前日譚に過ぎない。壮大な計画の成就には、それなりの足固めが必要だ。 老人は世界を売った男の話をしていた。 老人は荒廃する前の世界を知っていた。 老人は今の世界も好きだと言った。 老人は炎を焚べるのが得意だった。 老人は父親が好きだった。 老人は彼女に言った。 彼女は放浪していた。 彼女は荒廃した世界で生まれた。 彼女は老人に出会った。 彼女はかつての世界を知らなかった。 彼女は老人と暮らしていた。 彼女は彼に興味があった。 彼は世界に暮らしていた。 彼は武器をこよなく愛していた。 彼は世界をこよなく愛していた。 彼は兵器を心底憎んでいた。 彼は人類を心底憎んでいた。 彼は平和を感じたかった。 1935年。彼はドイツにいた。 1961年。彼はアメリカにいた。 1999年。彼は世界にいた。 2000年。そして彼は・・・・・・

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2020/06/12
  • 現在の作品The man who sold the world(世界を売った男)