あらすじ

――勇者。  それは五年に一度行われる奉剣舞闘祭で選ばれた、唯一の奉剣士に与えられる称号。  ガイ・アールベインもまた、勇者を夢見て鍛錬に打ち込み、しかし夢破れて諦めたひとりだった。  目標を失い、惰性のように冒険者として日銭を稼いで暮らす彼に、ある日、かつての同門の姉弟子セリス・マーゴットから呼び出しがかかる。 「――あんたに定職を用意してあげたわ」  そうして彼女が学園長を務める王立学園の用務員として働くことになったガイ。  そんなある日、彼は学園の裏庭でひとり剣舞の練習に励む少女――ルーシア・ソラリスと出会う。  かつて勇者を輩出したソラリス侯爵家の娘。  しかし優秀な兄姉と比べられ、才能がないと言われ続けてきたルーシアは、道場にも通わせてもらえず、独学で剣舞を学び続けてきたのだという。 「才能がないのかもしれないけど……わたし、それでも勇者になりたい!」  涙ながらに訴える彼女に、かつての自分を重ねたガイは、ルーシアに告げる。 「――俺が……絶対に君を勇者にしてみせるよ!」  その言葉を実現する為、  ――これは勇者に憧れ、しかし挫折した男が見つけた、新たな夢の物語。  ――後に剣聖と呼ばれる男から夢を託された、小さな勇者の物語である。

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カクヨム
カクヨム2024/12/17
  • 現在の作品奉剣の舞姫 ~落ちこぼれ剣士の俺が、できそこないと呼ばれた少女を勇者にできたワケ~