あらすじ
人どころかモノ・土地・建物・モンスターまでが異世界から転移してくる現代社会。
「異世界転移」という事象は珍しくもなんともなく、人々の日常に溶け込んでいた。それはもう、天気みたいに予報がテレビで出るくらいに。
だからといって、なんの問題もないわけではなく。転移してきた人は保護しなきゃいけないし、ヤバいアイテムは回収しないと危ないし、ダンジョンが生えたら邪魔だし、モンスターは放っておいたら好きなだけ暴れるし。
そんな、異世界転移にまつわるあれこれに対処する機関――「気象庁・流来監視局」で働く少年、水菜浜ハルキ。彼はいつもの仕事中、予報されずに転移してきた少女、しおんと出会う。
不審がりながらも彼女を保護し、組織へと戻ったハルキに、上司は表情も変えずにこう告げる。
「どうしてかはわからないけど、キミと彼女が繋いでる手を離したら、世界が大変なことになっちゃうんだ。だから当分のあいだ、二人は一緒に暮らすこと」
「えっと、それはその。仕事の間も、プライベートも?」
「当然」
そんな、ちょっと変わった世界を舞台に。
ふたりの共同生活が、お仕事ライフが、はじまる……!