あらすじ

物語は三人が軍学校を卒業し軍人となった日から始まる。 繰り返される日常で別れの時間を迎えた三人は一つの約束を交わす。 新兵の三人に選択の機会が訪れるはずもなく、誰かに手を握られながら道を歩く日々が続くことになる。 一人は少年と少女の声に導かれ 一人は自身と他人の声に蝕まれ 一人は聾唖者となり望まぬ万全を得る そんな三人にも誰かの手を放し一人で道を歩く日がやがて訪れる。 その時一人は覚悟を持って道を歩くだろう。これで残り二人になる。 残された二人は同じ道で出会いその先で一人の少年に出会う、純粋な感情と無知で途絶えた少年の手を二人は握る。 二人に手を握られ引きずられながら歩かされる少年は歪な完成を迎える。これで残り三人となる。 少年は軍人になり荒野に立つ。残された哀しみの残り香とあなたを呼ぶ叫び声、少年は癒しの花を手向け、炎は一時の眠りにつく。 少年は友に出会い一つの約束を交わす。これで残り四人になる。 荒野に花が芽を咲かせた頃、四人は一人の少年に出会う。この一人の少年との出会いがすべてを変える。 一人は目覚めを選択し覚悟を持って道を進む 一人は選択を捨て足を止める 一人は約束を果たすため少年に銃口を向ける 一人は少年の手を握り失った記憶を追いかける これで残り三人になる。 氷のように冷たいその心は、そこになければ届くことはない嘆きと現実を静かに忘れる痛みの中で、少年の手から流れる思い出の日とあなたを呼ぶ叫び声に震えるだろう。 少年は軍人になる。自分の手を握った手の意味を少年はいつか理解する。これで残り四人になる。 手を繋ぐ二人は同じ道を進み、一人は約束を抱え別の道を進む。 二人は迷いながら進む道半ばで約束を果たそうとした友を殺す。 二人は意味を問いながら進む道半ばで約束を果たし友を殺す。 それでも握られた手は放れない。 もはや花を手向ける友はいなくなり、二人は鏡の前に立ち一人を殺す、もう手を握る者もいなくなる。これで残り二人になる。 もうあなたを呼ぶ叫び声をあなたが感じている。 一人は帝国を見つめ、一人はあの時握られた手の意味を理解する。 一人は人々を導き帝国へ、一人はその隣で手を握り返す。 一人は終わりなき戦いの痕跡すら残らない帝国の景色を眺める。 一人はその後ろに立ちその温かい手に涙を流す。 一発の銃弾でこの物語は終わりを迎える。

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小説を読もう2024/11/30
  • 現在の作品最期の景色は帝国より