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あらすじ
初めて京都を訪れた清之助は、お桐(きり)という芸子に案内されて市中を見物するのだが、しだいに女の様子がおかしいことに気づきはじめる。男を心中自殺に誘いたがるお桐に、いったい何があったのか。哀しい女のサイコ・サスペンスとも読める物語の終末には、驚愕の奇跡が……。 怪談やファンタジー以外でも、技巧派の作家としての鏡花の力量を明らかに示す濃密な一篇。本格的な小説をじっくりと楽しみたい方に。 『楊柳歌(ようりゅうか)』は、明治四十三年四月発表作。底本は鏡花全集巻十三。全二十九章。
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