あらすじ
男爵家アミノ・ポルシェノールは、前世の記憶を思い出した。
ここが『ヴァンパイア・エブリスタ』というゲームの世界であること。
婚約者、ユリミアに死ぬ直前まで働かせられ、言い様に扱われて破滅する不運な男であることだった。
前世も安月給で働き詰めの日々であり、転生後も似たような生活を強いられる。
ある日、ユリミアの横暴に耐えられず、苦言を呈するも「私の領地のお金を、私がどう使おうが勝手でしょ!? なんであんたが決める訳!?」と叱られ叩かれる。
そうして、これまでユリミアが重ねてきた罪をすべてアミノに濡れ衣を着せ、婚約破棄を言い渡される。
文字通りの追放のような形で、アミノは野道を歩く。
しかし、アミノは運営が『遊び』で入れた最強の能力が三つあった。
【雷神の祝福】【薬祖の祝福】【戦術構築共鳴アップ】
アミノはその能力を使い、偶然にも通りがかった隠しヒロインこと、アリス・クリファイスを助ける。
雷系魔法を極め、薬祖の能力でオリジナルの香辛料を作り出し、最弱と呼ばれる祝福を最強まで押し上げ……国中にその真価を響き渡らせるのだが────。
「俺の破滅ルートが……気づいたら消滅してる……!」
これは社畜貴族に転生した男が、怠惰を極めるために努力する物語である。