あらすじ
BL作品です。BL度:★★★★★(ガッツリ)
――生まれて初めて好きになった人は、大好きな兄の婚約者になりました――
公爵令息のシルフィースは、精霊の姿が視えて、声が聞こえる稀有な存在。
昔は精霊の姿が視えるのは一般的なことだったのだが、人々の生活に魔錬術が浸透するようになると、精霊が視える者は減り、今ではその能力を秘匿する流れになっていた。
シルフィースが六歳になった頃、彼はこの国の王太子と婚約するが、政略的な婚約だったため、最初の出会いからふたりの仲はよくなかった。
王太子と婚約を交わした同日、シルフィースは王太子の異母兄であるレイヴィス第一王子と出会う。
レイヴィスもまた、精霊の姿が視え、声を聞くことができたが、さらに精霊を使役できる能力を持っていた。
側室の子どもであったレイヴィスは、生母ともども正妃に疎まれ、ひっそりと暮らしていた。
王太子とは違って、優しく聡明なレイヴィスをシルフィースは淡い恋心とともに慕っていた。
世話好きな小精霊たちの助けを借りて、レイヴィスと逢瀬を重ねるシルフィースだったが、出会って一年後、レイヴィスもまた婚約が決まり、突然の別れを告げられる。
レイヴィスの婚約相手は、なんとシルフィースの兄セラシースだった。
そのことにショックを受けるシルフィースだったが、その晩、王城では火災が発生し、レイヴィスと彼の母は帰らぬ人となってしまった。
それから十一年後、シルフィースは十八歳になり、王太子との結婚を間近に控えていた。
建国祭の前夜祭、王家主催の夜会に兄と参加したシルフィースは、そこで王太子から婚約破棄を宣言される。
――補足――
世界設定で男性妊娠の概念があります。(薬処方によるもので、オメガバース設定ではありません)妊娠・出産の描写はありません。
カクヨムの利用規約にのっとって、性描写部分は非公開になっております。エピソードタイトルの番号が飛んでいる部分です。
非公開箇所があっても、なるべくなめらかな展開を心がけておりますが、一部、不自然に感じる部分があるかもしれません。
また、タイトル横にある(※)は、コンテスト応募期間中は非表示にする(予定)のエピソードとなっております。