あらすじ

「あっ」 「えっ、おっ」 先に気づいたのは向こうだった。おれたちは足を止め、互いをじっと見つめ合った。 通行人と肩がぶつかり、二人とも苦笑いした。向こうが指で『あっちで少し話そう』と合図を送り、おれたちは駅構内の人混みを縫って壁際まで歩いた。 向こうが口を開きかけたので、おれは慌てて「あー、よう」と声を出した。先に話を切り出したかった。向こうに先に気づかれたことが少し悔しかったのだ。『おれがオリジナルなのに』と。

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小説を読もう2024/12/12
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