あらすじ

世は現代、人外が人間と共に歩む世界。人外大国日本。  人外と人間が共に学ぶ学園の人外科高等部1年、朧月志乃は幼い頃から幾度となく見る夢を不思議に思っていた。その夢が『愛しい貴方』に繋がる鍵だということをこの時はまだ誰も知らなかった。夢が、桜が、声が、志乃を『愛しい貴方』へと導く。『貴方』と出会う時、全ての事象は廻り始める。それが定められた運命かのように。全ての采配は『世界』しか知らない。『貴方』という存在に出会うことが全ての始まりだったのかも知れない。  志乃は様々な人々・人外達と触れ合い、小さな問題から世界を巻き込む大きな事件にまで巻き込まれ、彼女は自分の事、愛しい人達の事、『愛しい貴方』の事、世界の全てを知っていく。  真実の歴史、世界の理、それが交差し交わる時、何が起きるのだろうか。  ーー『愛しい貴方』が生きるこの世界が、『貴方』と巡り合わせてくれたこの世界が、私は好き。世界に感謝するくらい『貴方』のことが大好きなの。私の愛しい人。ずっと、ずっと、一緒だよ。  朧月が空に浮かび、仄明るい月光が地に降り注ぐ夜。枝垂れ桜は吹雪のように桃色の欠片を世界へと飛ばして行く。世界に気づいて貰えるように。

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