あらすじ
今から三百年後の未来、人類は温暖化による環境の変化により、地球上での生活が難しくなっていた。
来る人類の終末に備え、地球中から多くの優秀な科学者、技術者達が集められ、彼等は複数の巨大なコロニー型宇宙船に乗り、母星を離れ新天地を求めて宙へと旅立った。
それからさらに百年がたった頃、地上に一本の通信が入る。
それは、人類が住める新たな惑星を見つけた可能性があり、これからそこへ調査に降り立つという、船団からのメッセージであった。
新たな発見の報告に、一度は喜んだ地球上の人々だったが、その後、彼等から新たな通信が届く事は無かった。
数十年後、最初の新天地開拓は失敗したと見なされた。
それからさらに数百年の時が経ち、悪化し続ける住環境に地上の人類は遂に適応しきれなくなり、終末の日を迎える。
最初の船団の失敗以降も終末の日までに人類は何度も宙へと調査に向かった。
しかし、その間に新たな移住先を見つけることは叶わなかった。
終末の人類は地球と運命を共にする事を選ぶ者達と僅かな可能性を求め、いくつかの船団に分かれ新天地を求めて宇宙を彷徨う事を選ぶ者達に分かれる。
これは、連絡が途絶えた最初の船団と同じ航路を目指す船に冷凍睡眠状態で父、母、弟と共に家族四人で乗りこんだ十六歳の少女、渚エリの苛酷な運命の物語である。
最初の船団は地球に似た新たな惑星を見つけ移住を試みた。
其処には人類とそっくりなエイリアンが住んでいた。
長命な故、繁殖力の低いエイリアンには、自分達よりも数が多く繁殖力も強い人類は極めて脅威であった。
エイリアンは人類をいずれ母星をも破壊しかねない危険な存在と判断した。
エイリアンは人類を侵略者と認定し一方的に攻撃を開始する。
これに対して、やむなく人類側も科学者、技術者が一丸となって応戦した。
結果、共生を求めた人類の交渉は失敗に終わる。
互いに多くの犠牲を出した末、資源力と技術力の劣る人類側は劣勢に立たせられ、その多くが奴隷として捕らえられる。
エイリアンから逃れ生き残った人類は、着陸したコロニー型宇宙船団を一処に集め、そこを中心とし独立国家の建国を宣言。
戦いの最中に鹵獲したエイリアンの機械兵器を参考にし、両手に巨大な剣を搭載した二足歩行の人型兵器Gigantic Knives《ギガンティックナイヴズ》、通称ナイヴズを開発、その戦果は著しく両者の戦力は拮抗状態になった。
それから数百年、両者は現在も人類側が築き国境と定めた防壁を境に、時に衝突を繰り返しながら睨み合いを続けている。
なろうにも掲載しています。