あらすじ
レイが目を覚ました時、自分の名前以外の記憶はなかった。ただ一つ、自分の体が無数のナノマシンで作られているという事実だけは、まるでプログラムされたかのように、理解していた。
そのレイの周りには、果てしなく続く巨大な廊下が広がっていた。天井も壁も遠すぎて、どこまで続いているのか分からない。人工の光だけが照らすその迷宮のような空間で、レイは彼女と出会う。
キラキラとした輝きを持つ金色の髪。水晶のような青い瞳。そして、純白のドレスをまとったその彼女は、レイと同じナノマシンで作られた特別な存在だった。
その出会いが、レイとこの世界の関係を加速的に進めていった。