あらすじ
青森県の山奥にある寒村で殺人事件が起きた。事件現場となった神社の新雪の上には足跡がふたつ。ひとつは被害者のもの。そしてもうひとつは、なんと神社に納められていた人形のものだった。はたして犯人は巨大な藁人形『御人形様』なのか。
村にはカルト教団と科学第一主義の結社が滞在し、『御人形様』の所有権をめぐって日夜小競り合いをくり返していた。このふたつの怪しげな団体は殺人事件に関わっているのか。それとも――
豪雪が降りそそぐ下北半島の地で起きた怪事件に、恒河沙の兄妹三女『恒河沙縛』が挑む。
『恒河沙の兄妹』シリーズ長編第四弾。